懐中時計の今について
第二次世界大戦がはじまったことで、それまで主流だった懐中時計は姿を隠し、腕に装着したまま時間をすぐに知ることができる腕時計が携帯時計の主流になりました。しかし、このような便利で正確に時を刻む腕時計が世界中に広まっても、まだまだ懐中時計の人気は残っていて、とくにヨーロッパでは懐中時計が手作りされています。これら手作りのものは、技術は勿論ですが、素材には金や銀を利用したり、細かな細工、装飾がなされ、美術的な価値をも見出すことができるものとなっています。また、昔ながらのムーブメントを楽しむ人もいるようです。現在の懐中時計も人気ですが、やはり年代ものにその価値を見る人も多く、日本ではアンティークショップなどで懐中時計を多く見かけます。懐中時計を使う人には腕時計を持つことができない人もいます。腕時計に利用されている皮や金属にアレルギーがある人、腕に装着感があるのが嫌いな人、携帯電話を持たない人、鉄道関係者、などで、回顧趣味ではなく、懐中時計に必要性を感じている人も少なからずいます。
