懐中時計について

懐中時計(かいちゅうどけい)とは丸い小型の時計で、西洋の映画などで、紳士が長いチェーンを付けたまま内ポケットやチョッキのポケットから取り出して、時間を見ている映像でもよく知られた時計です。現在の方は映像ではご存じでも実際に目にしたことが無い人も多いのではないでしょうか。しかし、この懐中時計が利用されている時代は割と長く続きました。それ以前の時計は持ち歩くことなんて考えられないほど重くて大きなものでしたが、ムーブメントの軽量化によって、どこでも携帯できる時計として多くの人々に人気となりました。

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懐中時計のふた

丈夫で腕に装着するだけで簡単に時間を見ることができる腕時計が世界に広まるまでは、懐中時計は時計の中の主流でした。落としたり忘れたりするのを防ぐために金属製のチェーンや革ひもで繋がれていて、ポケットがバッグに忍ばせて持ち歩かれていました。懐中時計は、はじめのうちは腕時計のようなケース(ふた)は付いていません。かわりに文字盤を保護するための金属のふたが付いていて、時間を見たい時にはこのふたを開けて見ていました。また、ふたの中心がガラスになっていて、いちいちふたを開かなくても時間をみることができる懐中時計も作られていました。これは、かのナポレオンが作らせたと言われていて、彼が時間を知るためにその度にふたを開けるのが煩わしい、ということからこのガラス入りのふたが発案されたとされています。また、ケースも文字盤もガラス素材の懐中時計もあります。これは装飾性が高いもので、内側の精巧にできたムーブメントをわざと見せているものです。はじめの頃は高級品として知られていましたが、近年では安価なものも多くあるようです。

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